TCB S40's Jeans WW2 大戦モデル です。
ブランド創設者の井上 一氏の積み重ねた経験を基にSimplified(簡素化)モデルの不完全さの中に宿る魅力や歴史背景を再考察し忠実に再現。
生地はTCB WW2という新品番で糸の繊維まで解析して製作されたS40's特注の14oz。
TCB jeansの技術と創意が詰め込まれたスペシャル大戦モデルが満を持してのリリースです。
■TCB WW2 S40's
大戦モデルの生地は、古着から糸を解き、糸の繊維レベルから解析した14oz の生地となります。
イースタンメンフィス、ニューオーリンズ、テキサスと3種の米綿の配合と機械の設定で、自然なムラ感がある生地です。
TCB井上 一氏が改めて大戦モデルの生地を触った際に感じた生地のコシを再現するため、
強撚ネップ糸と綿葉カス入りで紡績されています。
コットンも現在では品種改良などにより白度を増した綿花が主流となり、白度が高い=良いコットンと定義されがちですが、当時のクリーミーなくすんだような色を再現するためのコットン配合となっています。
硫化など混ぜ物のない濃いインディゴ+ピンクのセルビッジカラーのTCBオリジナル生地となります。
『TCB jeans』
岡山県倉敷市児島にある縫製工場を拠点とするTCB jeans。
ビンテージと呼ばれる時代の製品を細部にまでこだわり魅力を最大限引き出すモノ作りをしているファクトリーブランドです。
【生産国】
・MADE IN JAPAN
【素材】
・COTTON 100%
【サイズ(ワンウォッシュ)】
※製品の特性上、サイズには若干の個体差がございます。
※商品画像の色味は出来るだけ実物に近づけておりますが、ご使用のディスプレイの設定等により色味に違いが出る場合がございます。
【DETAIL】
■バックポケットへの拘り
XXのベース型ポケットの前身ではあるが、 粗野で適当な仕上がり。
様々なモデルを作った今だからこそ、そのイレギュラー加減が逆に可愛く&魅力的に思えます。
左右でポケットのパターンも変えています。
■左バックポケットのノボリ
隠しリベットを躱したいが、ギリギリを綺麗に縫うのは難しい。
では、ポケット口が少し狭くなるかもしれないが、大き く躱してしまおうという意図が見え隠れするステッチワーク。
左上部はポケットからはみ出した”ノボリ”も残っています。
■バックポケットへの拘り
ベース部、特に角度の付け方が甘いので、ポケットの一番底部は少し生地あまりが見られます。
出来るだけまっすぐ縫うことで、作業の簡略化をしていたのかと思います。
■バックポケットへの拘り
左下角も、ポケット地を通り過ぎて戻った形跡も見られます。
普通であれば、ここももちろん縫い直しです。
■バックポケットへの拘り
右ポケットも、最右側はノボリが長いです。
やはり隠しリベット周りの湾曲した歪つなステッチが目立ちます。
■鉄製ボタン
トップボタンはジャケット同様、月桂樹ボタンです。
フライのボタンは個体によって様々なパターンがありますが、鉄製のS字ワイヤーが入ったドーナツボタンです。
一体成型のいわゆる、ワンピースボタン。
■左右のクインチ(脇ステッチ)右手
これも左右での違いがなぜ起こったのか不可解ですが、右手側は、6番手の太めの糸でのシングルステッチ。
■左右のクインチ(脇ステッチ)左手
左手側は、チェーンステッチで仕上げられています。
※スレキはHBTを使用しております。
■ベルトループ
上は501XX,下は大戦モデルですが、501に比べ、ベルトループの幅は広くなり、ステッチの幅は狭くなるというイレギュラーがここにも見られます。
ループは中高になっているので、特徴的な色落ちが見られます。
■ベルトループの位置
通常、ウェストの最上部に隙間はないですが、少し隙間があります。