TCB jeans 30's JACKET
胸ポケットに赤タブが付く1930年代のリーバイス506XXを再現しております。
生地は 30's JEANS C と同じ米綿を使用したタテヨコ6番の14.1oz。
ヴィンテージモデルの生地を解析し新規に製作しています。
一般的な耳付き生地よりも糸の打ち込みが多いのが特徴で、ハリとコシが強いガシッとした穿き心地の生地です。
襟部分の生地の地の目は横使いです。
参考にした個体(ヴィンテージ)が横使いの為、それに準じて製作されています。
1st裏付き、大戦、2nd、2nd裏付きでは、縦使いされるので注目すべきポイントです。
1920年代までは丸かったフラップが、赤タブが付く1930年代にはしっかりと角を出して縫われる様になります。
二本針で強引に縫っていた歪なステッチも、ミシンを一度角で止めて角度を変えて縫ってるため内側に三角の渡しが出来るのが特徴です。
※TCBではこの三角の渡しをオニギリと呼んだりします。
参考にした個体(ヴィンテージ)のボックスステッチがフロントポケットに乗り上げていたイレギュラーな縫製もこのモデルには採用されています。
1920年代のフラップ裏は表と同じ生地ですが、1930年代には別生地のライトオンスになります。
赤タブの取り付け位置が高いのもこの年代の特徴です。
1920年代で使用されるボタンは、501で言う所のボタンフライに使われる小さいボタンが採用されておりましたが、1930年代モデルには通常のトップボタンサイズになります。
ボタンは参考にした個体(ヴィンテージ)と同じ鉄素材で、錫(すず)メッキを施し1920年代モデルとも1940年代モデルとも違う特徴的な白いボタンを再現しています。
ヴィンテージ同様にメッキが剥げた部分から地金の錆が浮き出てきます。
カフスは内側仕様です。
30’s JEANS C と同じ生地(14.1oz)で、平織と綾織が混在する特徴的な耳構造です。
サイズ40から背面セパレート仕様(Tバック)です。
ヴィンテージ同様の針バックルを採用。
過去に TCB 井上代表 が出会った一枚袖仕様の個体を参考に、TCB 30's の袖も一枚袖仕様になっております。
サイズ40から背面セパレート仕様(Tバック)です。