TCB jeans 60's
リーバイス501 66モデルの初期をイメージして作られたのが60'sです。
XXモデルとは違う純粋なブルーの色目とムラ感、そして毛羽立ちが特徴。
生地はサンフォーキンコットンと呼ばれる綿を使用した約13oz。
裾に向かってテーパードの入ったすっきりしたシルエットです。
縫製にはオール20番手のコアヤーン糸を使用。
紙パッチはTCB jeans 50's同様ハンド加工。
ベースの色が落ちた頃に紙が破れてくれて、中から濃いめの生地が覗いてくれるイメージです。
TCB jeans 60'sは一筆では無く後付け仕様なので、当時の雰囲気を出すためにTCB jeans 50'sよりも少し中を縫う事によりonewash後のパッチの周りが丸くなる感じが最高です。
縫製箇所によって縫う巾を変えたり、ミシンの調整・改造など見所が沢山あるジーンズです。
『サンフォーキンコットン』
カリフォルニアのど真ん中に広がる広大な農地、セントラルバレー南部を産地とするサンフォーキンコットンと呼ばれる綿を使用。
この農地は、周囲を囲む山脈の雪解け水を利用し、綿はこの雪解け水を源とした地下水で育てられています。
サンフォーキンコットンは天然でふわっと膨らんでおり、撚りを入れた時に良い毛羽が出るのが特徴です。
生地屋さん曰く、生地の毛羽立ちは織り方で調整できるわけでは無く、綿そのもののポテンシャルで決定付けられるそうです。